親のがんを子どもに伝えるとき
こんにちは。
きょうは、ケアサロン ラランで書いた記事をこちらでも共有させてください
がんになっても、なっていなくても、子供を持つ親(ママ世代)には
とても大事な情報だと思いました。
||||||||| 以下 ラランHP より |||||||||||||||||||||||||
すこし前になるんですが、Hope Treeのフォーラムに参加してきました。
ホープツリーとは・・「がんを持つ親の子ども」へのサポートや、
具体的な手法に関する情報を提供するサイト・団体です。 詳しくは、検索してください。
(リンク貼れるようになったら貼りますね)
講師にカリフォルニアからマーサ・アッシェンブレナー氏をお招きして 講演
をしてくださるとのことで、(マーサが来るのも5年ぶり!!)
ぜひこれは一度お聞きしたい!と思い参加してきました。
テーマは
「がんと共に生きていく:親ががんになったとき、子どもは何を考え、何を望むか」
私はママ世代の患者さんと会う機会がとても多いので、
そのとき必ずといっていいほど、話題になり悩みが尽きないのが子供にどう 伝えるか・・・
ということで。
伝える以前に、伝えるべきか、伝えないべきか・・
ここにすごく迷われている方 はたくさんいます。
ショックを受けはしないか?
子供に心配をかけるんじゃないか?
知らない方がこの子は幸せなんじゃないか?
病気のことを周りに言うんじゃないか・・?
不安ですよね。。。
正解がないからこそ、頭を悩ませます・・
いざ、伝えようと決心をしても、
何から話す?
どこまで話す?
誰とどうやって伝えるのか・・?
誰から伝えるのか・・?
子供のことを想えば想うほどに、親は悩みます。
(特に、終末期の患者の子供に伝えるのに、死というワードはとても
重く、どう伝えるべきか・・は本当に悩むと思います。)
年齢・性別、その子の感受性、性格、家族構成、親との距離・・・
講演を聞いて、そんな悩める親たちへのヒントはもらえたと思います。
第二部には、子どもの立場からの講演がありました。
親ががん治療をしている当時小学校5年生だったという女の子の話。
今は、19歳になっています。
最初、伝えてもらえなくてすごくすごくいろんなものを一人で抱えて いた
と言っていました。
子供は親に負担をかけまいと、聞くことも、 誰に相談することも出来ず、
親は子供に心配かけまいと、必死に病気のことを隠す・・
お互いがお互いを思いやっているのに、
負のスパイラルになっていて、 聞いててすごく涙がでました。
私ががんになって治療をしているとき、息子は小学1年生でした。
あの時の自分の対応が良かったのかどうか・・わかりませんが、
(隠すことはしなかったけど、きちんと伝えてはいなかったです)
きっと押しつぶされないように必死に耐えていた時もあったと思うと、
やっぱりきちんと話を聞いてあげてひとつひとつケアしてあげたら 良かったなとも思います。
子どもが不安や悩みを吐き出せる環境を整えていてあげること、 これが大事だなと感じました。
患者のケア同様、その親を持つ子どものケアができる場所も必要ですね。
今日の とくだね! でもやっていましたが、
がんは、必ずしも不治の病ではないし、がん治療をするのは当たり前の時代・・
がん治療をする人をどうやってサポートしていくのか。
病院だけではできない、この+αの部分、私なりにサポートできる方法を
もっと広げたいと思います。
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リボンズパーティーはハンドメイドを通じて
ママ世代のみなさんと(罹患している、していない関係なく)
乳がんについて一緒に考えるきっかけになればいいなと
立ち上げたものです。
がん患者に対してだけではなく、
「あなたと、あなたの大切な人のための、ピンクリボン」
をテーマに活動していきます!